料理の基本

生にんにくの冷凍保存方法と長期保存にぴったりなレシピ

お料理を味わい深くする定番食材

にんにくは、お料理に欠かせない食材の一つ。そのため、常にストックされているご家庭も多いと思いますが、どのような状態で保存しているでしょうか? 今回は、にんにくを長持ちさせる基本の保存方法からお料理に便利な冷凍保存法長期保存に最適なレシピをご紹介いたします。 献立アプリの決定版!ソラレピアプリで夕飯解決
  1. 冷蔵庫での保存方法
  2. 冷凍庫での保存方法
  3. 長期保存向きの保存レシピ
  4. にんにくを使ったおすすめレシピ
  5. 保存に関する注意

基本の保存は野菜室で

にんにくは通常、湿度が低く風通しの良い涼しい(およそ-1℃~0℃)場所で保存するのが良いとされているため、ご家庭では野菜室が、一番最適な保存場所です。 玉のまま、または薄皮が付いた状態の1片を保存したい場合は、新聞紙などに包み、それをビニール袋やジップロックに入れて保存します。 にんにくの冷蔵庫保存 カットしてしまったり、薄皮が剥けたにんにくは、風味が落ち乾燥していってしまうため、冷蔵保存はあまりオススメしませんが、ラップにしっかりと包んでジップロックなどで密閉しておくと数日は持つようです。

お料理に便利なのは、やっぱり冷凍保存

料理をする時に都度、にんにくを処理して使うよりも、既に処理されたものを手早く使えた方が便利ですよね。そのため、にんにくチューブなどを常備している方も多いと思います。 チューブも便利ですが、やっぱり生にんにくがいい!という方の為に、調理時に便利なにんにくの保存方法をご紹介いたします。常に常備しておけば、とっても便利ですので、ぜひお試しください。 1.みじん切り・すりおろし等のにんにく にんにくみじん切りの冷凍保存 使用頻度の高い、みじん切りやフードプロセッサーなどで細かくしたにんにくの保存はジップロックなどの密閉できるビニール袋がおすすめです。また、袋に入れる際に写真のように平べったく全体に均一ににんにくが延びるように入れておくと、使用する際に便利です。 すりおろしは特に水分が多く出るので、冷凍された時ににんにく同士がくっついてしまい取り出しにくくなるため、薄く伸ばしておくことで使いたい分だけパキっと折って使用することができます。 2.スライスにんにく スライスにんにくの冷凍保存 スライスしたにんにくは、ラップやジップロックなどの密閉容器に重ならないように並べて保存しましょう。スライスした断面には水分が多く含まれるため、そのまま保存するとスライス同士がくっついてしまいます。 ※冷凍保存のにんにくは、風味の劣化や変色・変質が始まったら処分してください。

にんにくの皮の剥き方

薄皮だらけで剥きにくいにんにくは、根の部分を薄く切り落とす形で刃を入れ、そのままするりと皮を剥くと便利です。中央の芽の部分は爪楊枝などでくり抜いてから処理しましょう。 にんにくの皮むき

にんにくを使ったおすすめレシピ

長期間保存が可能なにんにくの加工方法は?

にんにくは調味料やオイルで加工することで、長期保存が可能となります。代表的な加工に以下のような方法があります。にんにくのカットのし方は、用途に合わせて変えてください。

にんにく醤油

にんにく醤油で長期保存容器ににんにくが完全に漬かるほどの醤油を入れ、密閉して野菜室で3週間ほど保存してから、使用する調味料。漬けこんだ醤油は勿論、にんにくも料理に使うことができます。また、にんにくと醤油を継ぎ足して行くことでも長期保存が可能です。大葉や唐辛子などを加えて味にアクセントをつけても美味しいです。

にんにく味噌(味噌+にんにくのみ版)

にんにく味噌で長期保存容器ににんにくと味噌と酒を混ぜ合せて、密閉し野菜室で1週間ほど保存してから使用する調味料。肉や魚を漬けこむ料理や味噌風味の炒め物などに便利です。

にんにく味噌(甘じょっぱい版)

ご飯に合うにんにく味噌ご飯のお共にぴったりなあまじょっぱいにんにく味噌は、下記の配合で作ることができます。これを耐熱容器でよく混ぜ、ラップをして電子レンジ500Wで30秒加熱し、取り出して再びよく混ぜ、再度30秒加熱を計4回ほど繰り返して出来上がりです。刻みたまねぎを加えても、甘味とおかず感が増してご飯が進みます。
<味噌大さじ3杯分> にんにく(2片・みじん切り)/味噌(大さじ3)/砂糖(大さじ2)/みりん(小さじ1・1/2)

にんにくオイル

にんにくオイルで長期保存オイルでにんにくをじっくりとキツネ色になるまで弱火~中火にかけ、冷ましてから容器にいれて密閉して使用する調味料。常温で半年ほど持つようなので、普段のオイルと使い分けてみても便利です。唐辛子やハーブなどと一緒に炒めると、風味が一段とアップします。

保存に関する注意

長期保存するために一番大切なのは、保存容器の消毒です。 密閉容器を使用する際は、きちんと煮沸消毒をしてから、しっかりと水気を乾燥させないと、容器内部で菌が繁殖してしまいます。

煮沸消毒の方法

  1. 容器と蓋を洗剤でしっかりと洗う
  2. 鍋に容器と蓋、容器が丸ごと浸かる水を入れ、強火で加熱して沸騰させる
  3. 沸騰後、(蓋の素材が容器と違う場合)蓋は2~3分、容器は5分以上煮沸する
  4. 蓋と容器を箸などで取り出し、清潔な布巾などの上に逆さにして自然乾燥させる
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