料理の基本

梅仕事の季節到来!梅酒と梅シロップの作り方レシピ

6月は梅仕事の季節。青梅の収穫時期になると、田舎から大量の梅が送られてきたり、スーパーに新鮮な青梅が並んだりと梅香る生活が訪れます。今回は、大人が通年楽しめる「梅酒」とお子様でも楽しめる梅ジュースの素「梅シロップ」の作り方をご紹介いたします。

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梅酒作りは一歩間違うと違法?

家庭で梅酒を作る時に注意しなくてはならないことは、アルコール度数です。
「酒税法」というお酒に関する法律で、“家庭で作るお酒のアルコール度数は20度以上とする”と定められています。
また、アルコール度数の低いもので梅酒を漬けると、梅から出る水分によりアルコール濃度が薄くなり、殺菌効果が薄れてしまうため、菌が繁殖してしまう危険性もあります。家庭で梅酒を作る際に使用するお酒は、アルコール度数35%以上のものを使用しましょう。

梅酒のアレンジ

梅酒作りに使用される定番のお酒は「ホワイトリカー」。ホワイトリカーは無色透明な蒸留酒で臭いや癖がなく、梅の風味を生かすのに最適なお酒です。他にも、梅の風味と喧嘩しない味の焼酎やラム酒など、お好みのお酒で漬けこんでオリジナル梅酒を作ったり、氷砂糖の代わりに黒糖などの他の砂糖で漬けこむのもオススメです。

梅酒と梅シロップの作り方

<梅酒 材料>
 1kg
氷砂糖 600~800g(梅に対して60~80%の量)
ホワイトリカー  1.8リットル
密閉容器


<梅シロップ 材料>
梅 1kg
氷砂糖 800g~1kg(梅に対して80~100%の量)
密閉容器

<作り方>
1.保存容器を熱湯消毒する
容器を煮沸消毒する
梅酒用の保存容器はとても大きいので鍋の中で煮沸消毒することが難しいため、熱湯での消毒がお勧めです。容器の温度が低すぎるとひび割れの原因にもなりますので、心配な場合はぬるま湯(蛇口の湯など)で一度、容器の温度を上げてから沸騰した湯をまわしかけましょう。

2.湯をかけたら、しっかりと水気を切り、裏返して自然乾燥させます。
容器を逆さまにして自然乾燥させる
ここでしっかりと乾燥させないと、残った水分から菌の繁殖が進んでしまいます。

3.容器を乾燥させている間に梅を洗います。
梅をしっかりと洗う
梅は流水で一つ一つ丁寧に洗ってゆきます。収穫したての梅は土汚れなどがついたまま送られてくるので、ここでしっかりと綺麗にしておきます。

4.梅の水気をしっかりと拭き取る。
梅の水気をしっかりと拭き取る
梅をしっかりと洗ったら、今度は水気をしっかりと拭き取ります。ここで水気が残ってしまうと菌の繁殖の原因となってしまいます。キッチンペーパーや綺麗なふきんなどでしっかり丁寧に拭き取りましょう。

5.梅のヘタを竹串でとる。
竹串などでヘタを取り除く
梅のヘタは必ず木製の串でとります。梅は強い酸性であるため、金属と触れることで強い酸が金属を溶かし、金属の風味が梅にうつったり、金属がダメになってしまったりするためです。

また、美味しそうだからと言って、生のまま梅をかじったりしないようにしましょう。青梅の種には毒性の強いシアン化水素という成分が含まれるため、生のままでは食べることができません。糖分と融合することにより、その毒素は中和されていくのでご安心ください。

6.保存容器に梅と氷砂糖を交互に入れて行く。
梅と氷砂糖を交互に瓶に詰めて行く
保存容器に梅→氷砂糖→梅の順番に敷きつめて行きます。

【梅酒の場合】
ホワイトリカーを注ぐ
ホワイトリカーを静かに注ぎ、蓋で密閉して、冷暗所で保存します。
1週間に1度くらい、氷砂糖がよく混ざるように容器を揺すって、数週間たつと氷砂糖が完全に溶けます。2~3か月たつと、飲めるようになりますが1年ほどおいて熟成させた方がよりコクと旨味が増すのでオススメです。

保存期限などは特にないので、成熟していく梅の風味を毎年楽しみながら過ごせます。新鮮な青梅を入手できたらぜひ、ご家庭で梅酒をつけてお楽しみください。

【梅シロップの場合】
梅シロップは、このまま冷暗所で保存します。1か月ほど経過したら、中の梅を取り除きます。(渋みが出てきたり、梅が腐ったりするので)漬けこみから2週間ほどで、お水や炭酸水などで割って、梅ジュースとしてお楽しみいただけます。

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