お役立ち

今からでも間に合う!夏休みの自由研究で食べ物を取り上げてみよう!

8月も残す所あと僅か…という事は、お子様達の夏休みもあと僅か!
夏休みの宿題、特に自由研究って終わっていそうですか?
もし「まだ自由研究やってない!」というお子様がいらしたら、身近な食材を使ってみてはいかがでしょうか?
今回は、理科、図工、家庭科+歴史といった内容でご紹介します。
植物の観察のように、何週間もかからないのでオススメですよ!

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理科:紅茶にレモンを入れると色が変わるのは?

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皆さんおなじみの「レモンティー」、赤茶色の紅茶がなぜ黄色くなるかご存知ですか?
もともとの紅茶の色は「テアルビジン」と「テアフラビン」というポリフェノールによる色です。
そのうち「テアフラビン」は、酸性になると透明になるものなので、そこに酸性のクエン酸を含むレモンを入れると紅茶の色が薄くなるのです。

青からピンクに変わるハーブティー「マロウブルー」「バタフライピー」

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レモンを入れる事によって、劇的な変化のあるハーブティーがあります。
その名も「マロウブルー」と「バタフライピー」。
マロウブルーは、「ブルーマロー」というハーブから作られており、淹れた瞬間は水色をしています。
しかし、時間が経つと徐々に紫色に変化し、更にレモンを垂らすとピンクに変化する、幻想的なハーブティーです。
一方、バタフライピーは蝶の様な花を咲かせる「バタフライピー」というマメ科の植物からできたハーブティーです。
淹れた時は鮮やかな青色ですが、レモンを垂らすと紫色に変化します。
マロウブルー、バタフライピーのもともとの色は「アントシアニン」によるもので、そのアントシアニンは酸性だと赤、中性だと紫、アルカリ性だと緑に変化します。
そのためレモンを入れると、紅茶が酸性になり色が薄くなった様に、マロウブルーやバタフライピーも赤い色に変化するのです。

紅茶やハーブティー以外にも、ブルーベリーや紫キャベツ、黒豆の煮汁など、レモンで色が変化する食べ物はたくさんあります。
身近なスーパー等で手に入るもので、色々と実験してみましょう!

図工:捨てるにはもったいない!卵の殻は図工に使おう!

割ったらすぐ捨ててしまう卵の殻、実は様々な使い道があるのをご存知ですか?
図工の素材として卵の殻はとても使えるので、様々な使い方をご紹介します。

使い方その1:小さくて可愛い植木鉢にする

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卵を使う時は、頭の方だけ割る様にしましょう。
殻は洗剤でよく洗って乾かし、殻に絵を描いたり、シールやマスキングテープ等でデコレーションしたりするなどで、オリジナルの可愛い植木鉢ができあがりです。
多肉植物やハーブ、小さめのお花などを植えると可愛らしさが増しますよ!

使い方その2:カラフルなモザイクアートにする

よく石やタイル、ガラスなどで見かけるモザイクアート。
素材的にちょっと大変そうかなと思ってしまいますが、卵の殻に色をつける事で簡単に製作する事ができるのです。
殻は水につけ、内側にある膜を全部剥がしてよく乾かしたら準備完了。
絵の具で着彩したら細かく砕いて、木工用ボンドを使いキャンバスに貼り付けていきます。
普通の紙だとヨレてしまうので、木の板や厚紙に下地の色を塗ってから行うのがオススメ。
モザイク絵ができたら、ニスを塗って完成です。

使い方その3:ころっとした人形にする

これはもうそのまま、卵の殻の丸みをいかして人形を作ります。
卵のお尻の部分に画鋲やピンセットなどで小さな穴を開け、中身を出したらよく洗って乾かします。
卵の上半分に顔を描いて、下半分に紙や布で服を着せてあげれば完成。
卵がもともと入っていたパックに卵の殻人形を入れてみたり、トイレットペーパーやラップの芯を台座にしたりすると安定して立ってくれます。

家庭科・歴史:昔の食べ物を作ってみよう!

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なんとも欲張りな、食べ物を作りつつ、歴史の勉強もできちゃうテーマです。
好きな歴史上の人物がいる方は、その人が食べていたであろう料理を調べて作ってみると楽しいかもしれません。
今回は、江戸時代と古代ローマ時代の料理、あの有名なセリフでおなじみの料理のレシピをまとめてみました。
楽しく親子で作ってみましょう!

日本史編その1:江戸時代のセレブ料理「たまごふわふわ」

その名の通り、泡の様にふわふわした卵料理。
静岡県袋井市のご当地グルメとしても有名です。
1626年に、京都の二条城で徳川家光が後水尾天皇をもてなした際にも出されたそう。
他にも、新選組の近藤勇の好物だったり、東海道中膝栗毛にも出てきたりなど、調べてみると様々なエピソードがある料理です。
お好みで、海苔や、ミツバ、小口切りの葉ネギを散らすのもいいですね!

≪材料(2人分)≫
 2個
かつおだし 400cc
みりん 少々
【調味料A】
 塩 小さじ1/2
 醤油(薄口醤油) 大さじ1/2
 胡椒 少々

<作り方>
1.だし汁に【調味料A】を入れて混ぜ、すまし汁を作る。
2.「1」のすまし汁を360ccと40ccに分け、360ccの方を鍋に入れたら蓋をして火にかける。
3.ボウルに卵(白身だけ)と残った40ccのすまし汁、みりんを入れ、クリーム状になる様にハンドミキサー等を使ってよく混ぜる。
4.「3」がクリーム状になってきたら、残った黄身を入れて再び混ぜる。
5.「2」のすまし汁が煮立った所で火を止めて、「4」の泡立てた卵液を一気に鍋に入れる
6.すぐに蓋をして数分蒸す。

日本史編その2:夏にオススメ!江戸時代の豆腐料理「玲瓏豆腐」(こおりとうふ)

寒天と豆腐を使った、見た目も味も涼しげなこの料理。
「玲瓏」とは「透き通る様に美しい」という意味で、おしゃれかつ、うまく見た目を表したネーミング。
そのものにはあまり味はありませんが、酢醤油や練り辛子をつければ、おかずやおつまみになり、黒蜜やきなこをつければ和スイーツとして楽しめます。

≪材料(2人分)≫
豆腐(絹) 1/2丁(150g)
粉寒天 2g
 250cc

<作り方>
1.鍋に水、寒天パウダーを入れ、火にかけながら混ぜひと煮立ちさせる。
2.絹豆腐をお好みの形に切り(型抜きをしたり、1cm角切りなどだと出来上がりが可愛いです)、タッパーなど深めの容器に並べる。
3.「1」の寒天液を、熱いうちに豆腐が入った容器に入れる。
4.「3」の粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れて冷やす。
5.固まったら、食べやすい大きさに切り分ける。

世界史編その1:古代ローマで食べられた、甘酸っぱい牛肉ステーキ

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紀元前753年に建国された古代ローマ、世界史の授業なんかでは結構な時間を費やす時代ですよね。
そんな時代に食べられていた料理の1つに牛ステーキがあります。
ぶどうやはちみつを使っているので、甘酸っぱくフルーティー。
他にもパンやチーズ、お粥にお魚、お肉、卵など、当時の古代ローマ人達は食べていたそうです。

≪材料(2人分)≫
牛ヒレ肉 200g
パセリ粉 5g
【材料A】
 フライドオニオン 5g
 レーズン 5g
 セロリパウダー 小さじ1/2
 クミンパウダー 小さじ1/2
 オレガノ 小さじ1/2
 胡椒 適量
【調味料B】
 赤ワイン 25ml
 赤ワインビネガー 15ml
 はちみつ 大さじ1/2
 魚醤 5ml
 オリーブオイル 25ml
 ぶどうジュース(100%) 15ml
 ブイヨンパウダー 小さじ1/2

<作り方>
1.【材料A】をボウルに入れ、ペースト状になるよう潰しながらよく混ぜる。
2.「1」に【調味料B】を加え更に混ぜる。
3.牛ヒレ肉を一口大に切り、フライパンでソテーする。
4.フライパンに「2」のソースを入れて軽く煮立てる。
5.器に盛り付けパセリを散らす。

世界史編その2:「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」のアレ

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マリー・アントワネットでおなじみ「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というフレーズ。
フランス語の「Qu’ils mangent de la brioche!」(ブリオッシュを食べればいいじゃない)を踏まえた英語の慣用句「Let them eat cake」を日本語訳したバリエーションの1つとしてよく知られた言葉です。
この「ブリオッシュ」というのが、マリー・アントワネットが「食べればいいじゃん」と言ったとされるものなのですが…簡単に言うと「リッチなパン」です。ぶっちゃけお菓子でもケーキでもない。むしろパン。
でも、そんな有名フレーズの「アレ」と言われたら気になりますよね…上級者向けではありますが、この機会に作ってみるのもいいかもしれません。

≪材料(8個分)≫
強力粉 200g
砂糖 30g
バター 80g
ドライイースト 4g
 2g
たまご 全卵1個と卵黄1個

<作り方>
1.バター80gのうち60gと、溶き卵大さじ1を除いたその他の材料を全てボウルに入れて、まとまってくるまでよくこねる。
2.まとまって来たら、残り20gのバターを加えて更にこねる。
3.ボウルにラップをし、「2」の生地を温かい所で2倍くらいの大きさになるまで1時間ほど発酵させ、8つに切り分ける。
4.生地を丸めて楕円形にしたあと、ブリオッシュの頭にする部分をつまんで成形する。(落花生の様な形にして、ちょっと潰すイメージです)
5.「4」をバターを薄く塗ったカップにのせ、再度温かい所で1時間ほど発酵させる。
6.「1」の時点で残していた溶き卵を生地に塗り、190℃に温めたオーブンで15分ほど焼く。

最後に

様々な面から、夏休みの自由研究に使えそうな食べ物ネタをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
自由研究関係なく、食べ物の不思議や歴史などに目を向けると、今までとは違った食事の楽しみ方が味わえるかもしれませんね!

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