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シェフがこっそり教えるカルボナーラがお店の味になるレシピ
カルボナーラといば、卵に火が通りすぎて失敗してしまったり、パスタが柔らかくなりすぎてしまったりと意外と難しいパスタ料理。今回は、そんなカルボナーラを失敗せず、更にお店のような美味しさにグレードアップできるレシピをシェフに聞いてきました!(今回も「シェフ直伝!シーフードカレーの美味しい作り方」と同様、木下シェフにご協力いただきました。)
特殊な素材を用意しなくても、お家で簡単に作れますので、ぜひ挑戦してみてください!
カルボナーラは炭焼職人風?
カルボナーラは「炭焼のパスタ」といわれ、イタリアの炭焼職人が作業の途中で作ったパスタは、炭の粉が落ちて黒胡椒のようになるのではないかというイメージからつくられたパスタだそうです。真っ白なパスタに仕上げにふる黒胡椒は、確かに炭の粉のようですね。
また本場のカルボナーラは、チーズ、パンチェッタ、卵、黒胡椒のみを用いるシンプルなパスタ料理です。生クリームを入れるのは卵への火の通りを遅らせることで、安定したカルボナーラの提供が可能になるため、レストランなどが取り入れている手法のようです。 生クリーム入りも、濃厚な味わいでとても美味しいですが、卵のみのカルボナーラも本場のコク深い味わいで魅力的で、どちらも捨てがたいです。
カルボナーラをぐっと美味しくするポイントとは?
シェフに教えていただいた今回のポイントは、以下の3つです。
≪ポイント1≫飴色タマネギ
カルボナーラにタマネギ?と疑問に思われるかもしれませんが、パスタ料理店でもよく使われる手法で、飴色タマネギを加えることで味に深みが加わり、ぐっとお店の味に近づきます。 飴色タマネギを作るのが面倒だという方は、市販の飴色タマネギを使用していただいても構いません。
≪ポイント2≫ボウル
パスタをソースに絡める時に、予熱でパスタが柔らかくなりすぎてしまうのを防止するため、ボウルの中でソースとパスタを混ぜ合せると程良い仕上がりに。また、卵に火が通りすぎてしまうのも防止できて、一石二鳥です。
≪ポイント3≫緑の野菜
濃厚なカルボナーラにルッコラやほうれん草などを添えると、箸休めにもなり、彩りも良くなるのでオススメです。お店で提供されるカルボナーラにたまに野菜が添えられているのには、そういう理由があったのですね。
カルボナーラをお店の味にするレシピ
<材料 2人分>
・タマネギ<薄切り> 1/2個
・油…適量
・パスタ…160g
・オリーブオイル…適量
・ベーコン(短冊切り)…4枚
・温泉卵…2個
・ルッコラ…2株
・胡椒(黒)…少々
【ソースA】
・卵(卵黄のみ)…2個
・粉チーズ…大さじ5
・生クリーム…大さじ4
・塩…少々
<作り方>
①フライパンを熱して油をしき、タマネギを飴色になるまで弱火で炒め、一旦器に取り出す
②ソース【A】は混ぜ合わせておく
③鍋にお湯を沸かし、塩(分量外)を入れて、袋の表示の1分前までパスタを茹でる
④フライパンに多めのオリーブオイルとベーコンを入れ、中火で炒める
⑤大き目のボウルに「1」のタマネギ、「2」のソース、「4」の具材、「3」のパスタを入れて手早く全体に混ぜる
⑥「5」を器に盛り、温泉卵と「1」のルッコラを飾り、胡椒を振りかける
工程写真入の詳しいお店みたいなカルボナーラのレシピは以下のリンクからぜひチェックしてみてください。
実際に食べてみた
飴色タマネギの香ばしさと甘味が加わり、想像以上に味に深みが増して美味しいです!カルボナーラ本来の濃厚さにタマネギとルッコラが加わることで、最後まで飽きずにぺろりと食べ終わってしまいました。何とも癖になる味で、お家でも試してみたい!というスタッフ続出でした。ぜひ一度、ご家庭でお試しいただき、お家レストランを体験していただきたいです。
木下シェフのお店
今回、美味しいカルボナーラの作り方を教えてくれた木下シェフが勤めるお店『PATINASTELLA(パティナステラ)』は渋谷駅から徒歩約10分のおしゃれなお店が立ち並ぶ神山町にあります。
ガラス張りの素敵なレストランで、ランチもディナーも芸術性の高い美しいお料理がいただけます。勿論、パスタも絶品!お店で独自に作られた、こだわりのパスタ麺のお味をぜひご堪能ください。
カルボナーラ以外の定番パスタ